能力交換で起こるメリット

能力を交換することで、多数のメリットがあると考えています。(もちろんデメリットもありますが、それはまた別記事にまとめます)

能力交換で起こるメリット:対自分

自分を知り、自己肯定感を生む

交換するための能力に気付くため、自分に対して注目する必要が出てきます。

自分はどういった能力を持つのか
自分のこの能力は誰かの役に立つのではないか

それは現代社会では、能力(スキル)として公になっていないものもたくさんあります。例えば、

朝が強いことだったり
視力が良いことだったり
力が強いことだったり
子供が好きなことだったり
病気の経験があることだったり
手作り餃子が得意だったり
雑巾を手作りしていることだったり
色んなタオルを使い込んだ経験があることだったり
朝獲れトマトがいっぱいあることだったり
話を聴いてあげるのが得意だったり
友達が多いことだったり
色んな曲を知っていることだったり
野草が生えている場所を知っていることだったり
毎日同じ場所を同じ時間に走っていることだったり
毎日車通勤していることだったり
たくさん本を所持していることだったり
とあることを勉強している最中だったり
時間がありあまっていることだったり

・・・

そうやって「自分を見つめること」「自分の能力に気づくこと」「自分の能力が人の役に立つと思えること」は、自己肯定感を生むことに繋がります。

もちろん、自己肯定感を育てるには他人との関わりがあってこそですので、言うほど簡単ではないですが、その蕾を作ることは可能です。

自分の能力を探すということは、自分の良いところ探しです。気付けるまではツラいですが、気付くことさえ出来れば、自分の軸がハッキリするでしょう。

また仮に、良いと思えることがない人(そんな人は100%いないですが)でも、ちょっとした自分の得意分野や恵まれたポイントなどを少し伸ばせばそれが能力として活用できるようになりますから、現代のように「社会が評価してくれる能力がない!」「今からなんて遅すぎて‥」なんて諦める必要はありません。

能力交換で起こるメリット:対他人

他人の良いところを探す

自分に対してそうだったように、他人の能力にも注目するようになります。

「この人の能力はなにかな」「私が欲しいと思う能力を持っているだろうか」など、人を見た目や第一印象で判断することがなく、その人に“興味をもって”関わることになるでしょう。

社会的に決められた能力だけを「活用できる能力」としている現在はある程度、見た目や経歴でどのようなスキルを持っているかを判断できました。しかし上に書いたような「視力がよい」「子供が好き」「毎日走っている」などは、関係性を深めないとわかりません。

つまり、人の良いところを探すことで自分にもメリットがあり
その人の良いところばかりを見ようとする

ことになるので、現在のように人を(傷つくことを)恐れることもなく接触を試みることができるようになるのではないでしょうか。

また、「お金」ではなく「相手の能力」を提供していただくことになるので、「感謝の気持ち」というものが沸きやすいのではないかと思います。

特に社会的なスキルであれば「対価をもらうために磨いている」前提となり「対価を払えば提供されて当然」と思うものですが、その人特有のものであったり、日々の習慣や鍛錬から得た能力を、自分の能力と交換するとなると自然と感謝も湧き出るのではないでしょうか。

(話は逸れますが、つまり「お金」というものに付きまとうイメージは今や無機質・非効率を許さない・損得などなどいいイメージがないのでしょうね)

能力交換で起こる問題点

一番の問題点は、相手の持つ交換対象となる能力が、「自分が欲しいと思うレベルかどうかの見極め」ではないでしょうか。例を出すと、

Aさんは毎日とあるコースを走っています。この毎日走っているコースの途中で子供たちを見届けるようBさんに(能力交換を)頼まれました。交換条件はBさんが趣味でよく作っているお菓子(が結構余るので)を、Aさんにおすそ分けするという交換条件です。

この場合「毎日」が、Aさんが望む「毎日」と適合しているかどうか、ということです。

逆に言うと、BさんはAさんが作るお菓子を好むかどうか、ということです。

Aさんに関していえば、体調を崩すこともあれば、台風の日もあります。寝坊する日だってあるでしょう。そういった日がどれぐらいあり、どれぐらい頼まれたことを達成できるのかという点です。
Bさんに関していえば、おいしいお菓子の時もあれば、口に合わないお菓子をいただくこともあるでしょう。

その点をITでクリアするということです。

ただ、この場合、スケジュールや天候や体調をITでクリアできても、感情面(Aさん、なんで今日行けなかったのよイライラ‥みたいな)をクリアすることは間違いなくできません。では、何をもってクリアするのか。

例えば身近な事例で見てみましょう。
BさんにとってのAさんが、自分の妹だったらどうでしょうか。

妹がいつも一生懸命やってくれているということを知っているし、根本的に信じています。もし、ある日妹が急に見守りに行けなくなったとなったと聞いた時、Aさんは妹に対して怒りや苛立ちを感じるのでしょうか。「何かそれなりの理由があって仕方なく行けなかったのだろう」と思うのではないでしょうか。

ということはつまり、ITでクリアする(補完する)のは、人間と人間の信頼関係の構築になるのでしょう。

また、信頼関係もしかりさらに根本的なものとして、
Aさんが望むものを100とした場合、その100を「そうだよね、そういうものだよね」と『同じように大事に思ってくれる価値観を持つ人(※逆に言うと120は過剰だよね、と思える人)』同志がうまく出会えるようにすることは、IT(AI?)が得意とする分野なのではないでしょうか。

全てはハイブリッド。過去から学び、未来をよりよく考える

上記を読んでいただくとわかる通り、これはいわゆるご近所付き合いですよね。

たくさんお菓子を作ったからおすそ分け。
いつも通りがかりの子供たちに声をかけてあげる。
井戸端会議で安くて最高のタオルがどれかを教えてあげたり。

人によっては、「そんなのITに頼るなよ!」と言われる方もいらっしゃるでしょう。しかし、今これだけ情報に支配された私たちは、様々な悪いイメージに支配され、近所の人でもなかなか信頼するきっかけを得ることができなくなっているのも事実です。(実際に殺人事件は減っているのに、昔以上に外で遊べなくなっているわけです。他人は危険な人かもしれないイメージの先行です。)

昔の良さを生かしつつ、現代の便利を取り込み、より快適に生きる。

もしかしたらそんなことが「能力交換」ならできるのではないかと考えているのです。