「物欲なき世界」菅付雅信ー能力交換で生きることを考えたきっかけ

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能力交換を考えるきっかけを生んでくれた本「物欲なき世界:菅付雅信」

2016年、わたしはひとつの本を読んだ。
この本は、どこかのサイト書かれていた紹介文を読んだ瞬間に、読みたいと思ってamazon予約して購入したものだ。

たくさんの刺激的な内容が書かれていた。

「物欲」とは「必要以上に欲しがる」ことをいう

「物欲がない世界」という意味をそのままとらえてしまうと寂しい感じに感じるが、実際はそういうことではなく「物欲=必要以上に欲しがること」と定義し、必要最低限で生きていくことを、すでにある事例をもって説明してくれている。

自分が「必要以上に欲しがっている」または「必要以上に欲しいと思わされている」といったことは考えたことがなかったが、しかし振り返ると心当たりがある。買ってみたものの瞬時に飽きてしまうもの、買っただけで満足して使うことのないものなど。それが「必要以上」のものだとすると??それだけでも、無駄な感情に左右され、無駄な資源を消費して生きていることがよくわかる。

現金が必要のない現代で「現金」は必要なのか?

さらにこの本では「資本主義」や「紙幣価値」についても述べられていた。

私自身は、「資本主義」や「紙幣」などといった言葉とは遠い世界に住んでおり、「投資」や「マネー」や「経済」などといった分野はずぶの素人ですが、それでもとても刺激的な内容だった。

紙幣の価値とはいったい何なのか?今や支払いを現金ですることは少なく、全てがデータのやり取りだけである(クレジットカードや電子マネー、通帳上だけでやり取りされる金銭取引なども)。つまり現金を持っていなくてもマネーは増えたり減ったりし、買ったり売ったりすることができる。つまり現金は不要。

会社に勤めているだけで、銀行口座といわれるもの(実際に目にするのは通帳の1行)に給与というものが振り込まれる(実際には数字が記入されるだけ)。それが定期的に続けば数千万のローンが借りれる。私は3000万以上のローンを借りたことがありますが、実際にそのお金は一度も目にしたことがない。つまりすべてはデータ上でのやり取りだけである。

金銭取引はすべて数字上のやり取りだけである

私の信頼度を100とし、借りられるローン額を3000万円とする。単純に言ってしまうと、私の倍稼いでいる人は信頼度200でローンは6000万円借りられる(実際はそんな単純ではないですが)。

つまり、人の信用度(価値)は、その人を知らない人にでも判断しやすい数字だけで成り立っている。

そしてその数字は、世界共通の価値を持つ「紙幣(お金)」というものに変換可能なだけである。お金という世界である程度共通したものが、様々な取引に便利だから使っているだけである。

じゃぁ、世界共通の価値をお金ではなく、他のものに置き換えることができれば??

そう考えたのがことの始まりだった。

「物々交換」「貸し・借り」の世界観

今のご時世、「物々交換」や「貸し・借り」といったものはあまり一般的ではない。理由は人によって「物」の価値感が違い、うまく変換できないからである。映画やマンガなどではいまだに見ることのある「貸し・借り」の世界観もそう。自分が借りた規模感(といえばいいのかな?)と相手が返してくれる貸し間とがマッチしないのでうまく交換できないんだと思う。

ただ、なぜか家族や兄弟、近しい友人の間だとこれがうまくいく。それはやはり価値観が近いからだと思う。つまり価値観さえ近ければ、「物々交換」や「貸し・借り」の世界はまだまだ活きてくると思った。そして家族や兄弟や友人の間で交わされる「物々交換」や「貸し・借り」はとても居心地がいいもので、「互いに必要としあい、多くを求めず、感謝する」ことが素直にできる。これは相手への信頼があるからだと思う。

価値観が近く信頼しあえる間柄なら成り立つ「お金以外の支払方法」

といったことから、お金以外で支払える方法があるのではないかと考えるようになった(それを「能力」とした理由は別頁で述べることにするが)。そしてお金以外の方法で支払えることができれば、様々ないいことがあるのではないかと思う。